人によって幸せを感じる瞬間は違うからこそ、自分にとって絶対に守りたいものや、これが一番幸せなんだと胸を張って言えることが大切だとぼくは思う。
最近、というか昨日、いつも会社で会う年下の女の子がニコニコした表情でエレベーターを待っていたので、ぼくは気になって『どうしたの?』って聞いてみた。すると彼女は満面の笑みで、
『久しぶりに大好きなNHKのニュースが見れたんです!』
と一言…。笑
どういうことかと聞いてみると、なんでも最近はお母さんがずっとテレビの主導権を握っていたために、お母さんの大好きな連ドラを見させられ続けていたんだそう…。たしかに実家に暮らしていると、誰がテレビのリモコンを支配するかって、かなり大きな問題ですもんね(笑)
全くわるい意味ではなく、彼女は決してNHKを見るタイプとは思えない方なので、ぼくはめちゃめちゃびっくりしました。いつも明るくて少し幼い性格の女性なので、NHKという言葉には驚かされました(笑)
と同時に、人にはそれぞれの元気が出るポイントがあって、ある人には『なんで???』と思えるようなことでさえ、本人にとったら最高に幸せだというケースもあるんだということを改めて感じました。
ぼくはNHKのニュースを見ても幸せな気持ちにはならないけど、彼女にとったらそれが幸せな時間であり、次の日もがんばろうと思える原動力になる。幸せとか嬉しいと思うきっかけは人に決めてもらうのではなく、自分が決めるものなんだと、ぼくはそのとき強く確信しました。
幸せのカタチは皆ちがう
人によって幸せのカタチは違うし、何をしている時が一番楽しいとか、何をしている時に一番幸せを感じるかというのは、人によって違って当然です。ご飯を食べることが一番の幸せだという人もいれば、買い物をしている時がそれだという人もいる。そこには決して良いも悪いもありません。
たとえば、これほど豊かな日本という国に生きているぼくたちにとって、安全な水を飲むことだったり一日3回ご飯を食べること、雨をしのぐ屋根があることだったり、スマートフォンでいつでも誰かと繋がっていられること。こうしたことはもはや当たり前であって、べつに贅沢だとは思わないし、そこに有り難みや幸せを感じることって日々の中であまりないかと思います。
でも、たとえばアフリカの貧困国に住む人であれば、その日に食べるご飯があるだけでも幸せだったり、ただ一杯の水が飲めるだけでも幸せなのかもしれない。ぼくらにとっては当たり前のことでも、その人たちにはとても幸せで、本当に有り難いことだったりもしますよね。
このように、住む場所や環境で人の幸せは皆ちがうけど、ぼくは一つだけ共通していることがあると思っています。どんな場所にいてもどんな仕事をしていても、どんな暮らしをしてどんな環境に生きていても、ここだけは人類皆同じだと思うのです。
自分が『誰かのために』なっていること
綺麗事を言うなと感じてしまう人もいるかもしれませんが、ぼくはまさしくこれこそが、誰にでも共通する一番の幸せのカタチだと思っています。そしてこれこそが、その人を突き動かす一番の原動力になるとも思っています。
ぼく自身、これまでは一人で行動するのが好きだったし、誰かと一緒に何かをすると気を使ってしまって疲れるので、なるべくそういう場にはいかないような人間でした。ほんと、自分勝手なやつだったと思います…。(笑)
でも、『人生をもっとよくしたい』と思った24歳の時、価値感の合うたくさんの仲間との出会いと、人生においての大切な学びを得ることができました。ぼくの人生が変わった一番の学びこそ、
『与えたものが返ってくる』
という考え方。
自分のためにやっていることは結局は自分のためにもならないけど、誰かのために自分を犠牲にしたことは、いつか必ず自分に返ってくる。そして、自分が誰かのためになったと感じることができた時、人間は一番の幸せを感じることができる。
そんなことに気づけたことは、ぼくの人生にとっての大きな分岐点となりました。
目の前の人を大切に生きよう
ぼくは特殊な才能があるわけでもないし、世界に影響を与えるようなものは何一つもっていません。でもそんなぼくだからこそ、『目の前の人を大切にしよう』という教えが心に響いたのだと思います。
今のぼくは昔と違って、一人でいることよりも誰かと一緒にいることの方が幸せを感じます。誰かと一緒にご飯を食べたり、今日あったことをシェアしたり、一緒になにか目標に向かって取り組んだりと、そういった瞬間に幸せだなと感じるようになりました。
ぼくの周りの人は皆『与えること』が当たり前になっていて、常に相手のために行動できる人たちばかりです。皆が『目の前の人を大切に』という気持ちをもっているから、そこに争いは生まれないし、常に良いエネルギーが循環しています。
もちろん、美味しいものを食べた時や、欲しかったものを手に入れた時の喜びは格別で、それもぼくにとっては大きな幸せのカタチです。
でもやっぱり、そこに『誰かのためになった』という感情があったとき、それはぼくにとって他のどんなものにも代えがたい幸せに変わるんです。
つい先日は、大好きな姪っ子の誕生日を平日の昼間に祝いました。
『目の前の人を大切にし、その人のためにお金も時間も差し出せる余裕と優しさを持って生きる』。
これがぼくの理想の生き方であり、どんな人にも共通した一番の幸せだと確信しています。そしてそのために日々、人間として成長していこうと感じる今日このごろです。
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